こんそめじゃーなる・改

うたつくりびと・高坂夏海のブログです。

短期集中連載: 唐突にシャゼイ先生(JC Chasez氏)の話をしたくなったので書いてみた Episode 6

ごきげんよう。高坂です。3月に入りましたがまだまだ寒いですね(>_<)

そういえば、5年前は3月半ばに雪が降ったりもしました…しかも中井梨香ちゃんと高坂のツーマンライブの日にw 双方雨女のため、雪も避けて通れなかったのでしょうか^_^;

さて、ブログは今日から通常運行に戻ります。自己満極まりない短期集中連載とパーソナルな雑記。1日に両方更新出来るかはわかりませんが、出来る限り頑張ります。

というわけでシャゼイ先生(インシンクのJC Chasez氏)について勝手に思うことを書き綴る短期集中連載、再開させて頂きます( ´ ▽ ` )
本日はEpisode6。
前回までの更新はこちらから↓

Episode 0→導入にもなっていなさそうなあれこれ
Episode 1→インシンクって?という話で力尽きたっぽい本当の導入
Episode 2→そもそもシャゼイ先生って?という話と2002~2003年くらいのお話
Episode 3→2004年のお話とアルバム発売前の大事件
Episode 4→1st(にして現状唯一の)アルバム「Schizophrenic」を全曲紹介してみた
Episode 5→2004~2007年くらいのお話

 

ご覧の通り、時折楽曲感想に脱線しておりますが、どうかご容赦くださいm(_ _)m 本当はただシャゼイ先生の14年間を調べてエピソードを纏める、くらいにしようと思ったのですが、いかんせん情報が錯綜しているので本当のところがわからないものが多いのです・・・。アメリカのニュースサイトや諸々の掲示板を見ても結構いろいろな話が入り乱れているので、真実を探すことは諦めました。
(そんなに詳しいことはわからないにせよ)音楽業界的な話をすれば可能性はいくらでも思い浮かぶのですが、それをここで書くのも憚られるので・・・あくまで雑感にとどめておくことにさせて頂きます。

そんなわけで今回も早速脱線(おい)。
Episode5で触れた、シャゼイ先生の幻になりつつある(なったのかもしれない)2ndアルバム「The Story Of Kate」(以下Kate)。
収録曲や作家陣が一部公表されているところもあったのですが、確実な情報は少なく作品として触れることも微妙なところ。ですので、確実だったであろうところの雑感を書き残しておこうと思います。

 

<音のくくり>
アルバムについてのインタビューで何度か、「Kate」のコンセプトや方向性についておっしゃっていました。そこで印象的だったのが、
【音楽の方向性を言葉であらわすなら、「Intelligent Pop Music(ご本人曰くIPM)」かな。】
という言葉。アルバム自体も「Kateという架空の人物を作り上げ、彼女の周辺に起こるかもしれない、起こったかもしれない話を綴っていった」というお話をしていて興味深いのですが、私としてはIPMにがっつり意識を持っていかれました。言葉選びがなんと言うか、「ら・し・い」…!!(完全に想像で言っています)
Intelligentという言葉に内包されたシャゼイ先生の意図はわかりませんが、R&Bやヒップホップ系の音楽がチャートを席巻する中、ポップミュージックの新たな可能性を提示しようとされた…ということなら素敵だなあ(結局リリースされていないけど)。
私はまだまだ音楽的な知識も乏しいので、楽曲の音要素を、是非とも収録曲ひとつひとつで詳細に研究したいところなのです・・・!(←それはそれで危険)
…まあその辺りは置いておいて。

 

<収録曲だったかもしれない4曲>
ここからは曲のお話。一部で公表されていたアルバム収録曲(だったかもしれない曲)、を並べていこうと思います。最初のふたつは先行シングルとしても発売されていたようで(You Ruined Meに関しては盤が出回っていたかは不明)、3曲目の「I’m Not Sleeping Alone」は結構早い段階からご自身のマイスペース等で公開されていたようです。
この4曲だけでも個人的には相当面白いのですよ…!欲を言えばUNION ZEALの(自分以外の)サウンドメイカー全員に聴いてもらってひとりひとりから感想を聴きたいところです…!←だから待て

…気を取り直して4曲の雑感。

1:「Until Yesterday」

youtu.be

「Kate」のリードシングルとして2006年に発売(配信?)された楽曲。インシンクの仲間・Justinが楽曲制作に参加しています。歌詞が生々しいので最初聴いた時はとてもびっくりしました。(ざっくり日本語にすると「彼女の産む赤ん坊が自分の子ではないと知った主人公が、彼女を責める歌」・・・でいいのかな?(汗))シャゼイ先生の歌い方は歌詞がとても聴きやすいので、ストーリーが伝わってきて余計に^_^;
サビの前半で単語ごとに楽器も逐一ブレイクが入るのが非常にインパクトがあって好きです。糾弾している感じがまた・・・ちょっと怖いけれど( ´ ▽ ` )

 

2:「You Ruined Me」

youtu.be

これはDear Goodbye(スキッツォに収録)に続く名曲だと個人的に思います。「君が僕をダメにした」・・・なんて言われてしまっていますが歌っている側の設定が駄目男だと勝手に思ってしまうのは高坂だけでしょうか・・・(←失礼)
シンプルな編成と(歌いやすいかは別として)わかりやすいメロディ、そして不思議な転調の仕方にコード進行・・・!(←高坂がいちばんテンション上がるところ)
噛み砕いてみるとそうでもないのかもしれませんが、一筋縄ではいかない印象が個人的にはとにかく癖になります。(この曲は誰と共作されたのかしら・・・ちょっと気になります)是非ともコード進行やアレンジに精通している方にいろいろ聞きながら、小一時間この曲について語り合ってみたいです!!(駄目だ私面倒な人だ・・・><)
あと私としては、シャゼイ先生はバラード歌ってらっしゃる時の歌声がいちばん好きです。この曲もまた然り。

 

3:「I'm Not Sleeping Alone」

youtu.be

未発表曲の中で高坂がトップクラスに好きな楽曲ベスト5には絶対入る曲。バックの楽器使いも、歌ってみるとびっくりする程難しいメロディも、切なく心を締めつけるようなシャゼイ先生の歌い方も、何もかもが素晴らしいと思います。因みにこの曲は大御所Billy Steinberg氏プロデュースとのこと(代表作にマドンナの「Like A Virgin」、シンディ・ローパーの「True Colors」、バングルズの「Eternal Flame」等・・・高坂も大好きな往年のヒット曲を沢山書いてるお方!!!)。アメリカでは「女々しい」だとか「Kelly Clarksonぽい」とか一部で言われてしまっていたようですが、なんの!←
個人的にはいろいろな方にオススメしたい曲です。

 

4:「If You See Kate(If U C Kate)」

youtu.be

シャゼイ先生のソロデビューシングル「Blowin’ Me Up (With Her Love)」を共作されたDallas Austin氏との再びのタッグで制作された曲。
BMU同様ドラムとブラスっぽい音が印象的です。(Austin作品の特徴なのかしら?)
リズム隊が重厚な割にはメロディもボーカルも爽やかだし、進行もシンプルで、これまで聴いてきたシャゼイ先生の楽曲にも(特にスキッツォ周辺には)なかったタイプの曲だと思います。(しかし、タイトルがどうしてもアウトな単語に見えてしまうのはどうしたものか・・・多分狙ってるのでしょうけど)
そういえばこの曲は、後に不思議な?運命を辿ることとなります・・・。その辺りはもう少し先のEpisodeで。

 

いかがでしょう?皆様が気に入られた楽曲はありましたでしょうか?(だから人様の曲だっての)
いやあ・・・この4曲が入っているというだけでもかなり凄いアルバムになっただろうになあ・・・と、その話を今しても仕方ないですね(汗
JIVEと契約切れる前に出ていた楽曲ですし、シャゼイ先生がこれらの曲をどうされたいかは皆目見当がつきませんが、それでも埋もれて欲しくないなあ・・・という個人的な欲望のもと、纏めさせていただきました。
多分まだあると思います。入るはずだった曲。
でもあまり確実なソースもないのでここでは割愛。

一応いちばん詳しく載っている記事だけ貼っておきます。(英語ですが)

JC Chasez Works With Justin On Adultery Track, OK Go On Dance Moves - MTV

 

この4曲を研究するだけでも、(IPMの何たるかが私にわからなくても)自分の曲作りに関しては大いに勉強になるかもしれない、と勝手に思ったが最後、今は4曲のコード解析や音取りがマイブームです(どこでやれるわけでもないのにwww)。
そんなどうでもいいお話と共に、本日はここまで。次回はもう少し時系列を進めたいと思います。